私たちの目標は、昆虫の防除、有用昆虫の利用、昆虫群集の保全のための知識をおもに生態学的に深めることです。
基礎から応用まで幅広く扱っていますが、どちらかといえば、野外調査・実験、室内飼育を元にした基礎研究が主です。
研究テーマは大きく分けて二つあります。興味がある方、一緒にやってみませんか?
現在研究している主要な昆虫は、カメムシ類とその天敵、ハナバチやハナアブなどの小昆虫(花粉媒介者)およびミバエ類です。昆虫が好きでなくても大丈夫ですが、決めたことを粘り強くやり抜ける人、コミュニケーション力のある人が向いています。
これはトサカグンバイです。
アワダチソウグンバイ
ヨルダン川西岸地区の樹齢3000年(眉唾)のオリーブの木の下で
https://www.mie-u.ac.jp/blog/2009/02/post-143.html
花に来る虫と言えばミツバチやチョウ。だけど、花を咲かせる植物が地球上に出現したのはかれこれ1億年も前のこと。このころ、ミツバチもチョウも地上にはいなかったと考えられます。
耳慣れない果物ですが、「チェリモヤ」や「アテモヤ」といったトロピカルフルーツがあります。これらは比較的古い形質を保持するグループに属しており、一つの花が♀から♂にと機能的に変化します。ミツバチやチョウの訪花を受けません。
侵入昆虫アワダチソウグンバイの卵巣成熟と産卵選好性
アワダチソウグンバイの卵寄生蜂の植物間の寄生率の比較
ソバの訪花者群集と花粉媒介者
ミスジミバエの生活環に関する研究